2000年1月16日から3月26日にTBS系列で放送された名作ドラマ『Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜』。
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主演は木村拓哉さんと常盤貴子さん。脇を固める豪華キャストには水野美紀さん、西川貴教さん、渡部篤郎さん、池内博之さんなどが名を連ねています。脚本は『あすなろ白書』『ロングバケーション』『空から降る一億の星』など、数々の名作を手掛けた北川悦吏子さん。
主題歌はB’zの「今夜月の見える丘に」。
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■ 社会現象となった『Beautiful Life』と木村拓哉さんの影響力
木村拓哉さん演じる主人公・沖島柊二は、バイクを愛するカリスマ美容師。放送当時、彼の髪型、ファッション、乗っていたバイクに至るまで、日本中が「キムタク化」しました。
特に注目されたのは、美容師という職業への注目度の急上昇。ドラマの影響で美容専門学校の志願者が例年の約2割増となり、「キムタクに憧れて美容師を目指した」という人が全国に溢れたほど。人生まで変えてしまう影響力は、もはや社会現象と呼ぶにふさわしいものでした。
■ 木村拓哉さんのヘアスタイルを手がけた人物
『Beautiful Life』の柊二スタイルを生み出したのは、木村拓哉さんの専属スタイリストであるBEAUTRIUMの川畑タケル氏。彼は「スライドカットの生みの親」とも呼ばれ、美容業界ではカリスマ的存在。
美容師とは思えないような風貌ですが、実に繊細なカットをされる方。七里ヶ浜にあるBEAUTRIUMは美容師の憧れのサロンです。
彼の監修のもと、リアルで説得力のある美容師像が誕生しました。
■ 沖島柊二とYAMAHA TW200|バイクが生んだストリートブーム
劇中で柊二が乗っていたバイクは、YAMAHA(ヤマハ)の「TW200」。元々は生粋のオフロードマシンだったこの車種ですが、ドラマで登場した“スカチューン仕様”によって一躍注目の的に。
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▶ スカチューンとは?
スカチューン(スカスカ+カスタム+チューン)は、バイクの無駄な装飾を削ぎ落とし、車体をスリムかつスタイリッシュに見せるカスタム手法のこと。
木村拓哉さんが乗っていたTW200は、
- シートをスリム化
- フェンダーやミラーを小型化、または取り外し
- キャブレターやマフラーも変更
など、まさに“ストリートスタイルの象徴”とも言える仕上がりで、同車種の中古価格は急騰しました。
このカスタム文化は、2000年代初頭の若者を中心に爆発的な人気を博し、「街乗り用カスタムバイク」の代表格として現在も語り継がれています。
■ 村正洋装ボアジャケットとファッションアイコンとしてのキムタク
柊二が劇中で着用していたボアジャケット(村正洋装)は、シンプルながら存在感のあるデザインで、当時多くの男性ファンが真似をしました。TMTやヴィンテージ系ブランドとの相性も抜群で、“男っぽさ×洗練”を両立したスタイルとしてファッション誌でも特集されました。
■ ドリームキャッチャーとネイティブアメリカンモチーフの流行
部屋に飾られたドリームキャッチャーも象徴的。ネイティブアメリカンの伝承に由来するこのアイテムは、「悪夢を防ぎ、良い夢だけを通す」とされ、ドラマ放送後にインテリアとして人気が急増。
精神性や“自分らしさ”を大事にする柊二のキャラ設定にぴったりのアイテムでした。
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■ TMTとキムタクの関係
TMT(ティーエムティー)は、1999年に誕生したアメカジ系ブランド。木村拓哉さんがプライベートでも愛用し、ドラマ『HERO』でも着用したことで広く知られるようになりました。
1970〜80年代のアメリカンカルチャーを再構築し、独自のヴィンテージ感と遊び心あるデザインが特徴。
キムタクファッションを語るならTMTは外せない。
というほど、ファンにとっては特別なブランドのひとつです。
まとめ|『Beautiful Life』は時代を変えたドラマ
『Beautiful Life』は単なる恋愛ドラマではありません。社会現象を起こし、バイク文化、美容業界、ファッションにまで多大な影響を与えました。
木村拓哉さんの存在感、演技、スタイル、すべてが時代を動かす力を持っていた──。
この記事を通じて、そんな“キムタク現象”を再体験し、あなた自身のBeautiful Lifeを見つけてみてください。
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