アジア映画の巨匠、王家衛(ウォン・カーウァイ)監督が、アジア映画のスターを集結させて作った
SF+恋愛映画
『2046』は2004年の香港映画。『欲望の翼』、『花様年華』に次ぐウォン・カーウァイ監督の1960年代シリーズの3作目
SMAPの木村拓哉の海外映画進出作品。
監督:ウォン・カーウァイ
撮影:クリストファー・ドイル
出演:トニー・レオン 木村拓哉
コン・リー フェイ・ウォン チャン・ツィイー カリーナ・ラウ チャン・チェン マギー・チャン
配給:ブエナ ビスタ インターナショナル(ジャパン)
制作国:制作国
あらすじ
1960年代、作家のチャウ・モウワン(トニー・レオン)は香港のホテルに滞在していた。そのホテルのオーナーの娘ワン・ジンウェン(フェイ・ウォン)は日本から来たビジネスマンのタク(木村拓哉)と恋に落ちるが、オーナーである父親に交際を反対される。やがてタクは帰国してしまう。恋文のやりとりもままならない2人に、チャウはタクの手紙を代わりに受け取ろうと申し出る。言葉も通じず遠く国を隔てられた恋人同士にインスパイアされて、チャウは小説『2046』を書き始める。作中に登場する人物たちは永遠の愛を求め「何も変わらない」と云われる“2046”を目指して列車に乗るのだが…。
永遠に完成しない映画
『2046』の製作はトラブル続きで、何年経っても出来上がらないので「永遠に完成しない映画」と揶揄されていたが、先ごろのカンヌ映画祭でようやく日の目を見ることになった。……が、その後も大幅な編集作業と追加撮影が行われ、このたび公開されるバージョンはかなり違った印象になっている。
カンヌバージョンは日本の関係者が驚くほど木村拓哉の扱いが小さかった。公開版では、晴れてキムタクの出演シーンが大幅増加し公開。製作の裏側の権力関係が、映画の内容にも影響
<スポンサーリンク>