2010年12月1日公開の『SPACE BATTLESHIP ヤマト』は、山崎貴監督、木村拓哉(古代進役)・黒木メイサ(森雪役)主演の国産SF大作です。製作費は約20億円、興行収入は約41.0億円に達しました。公開初週末(2日間)の興行収入は約5.28億円を記録し、映画観客動員ランキングで初登場首位となっています。全国440スクリーンの公開規模で、当時の邦画では上位に食い込むヒット作となりました。
- 公開日:2010年12月1日
- 監督:山崎貴
- 主演:古代進役・木村拓哉、森雪役・黒木メイサ
- 製作費:約20億円
- 興行成績:興行収入 約41.0億円(日本国内)、公開初週末興収5.28億円(首位)
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見どころと話題ポイント
邦画SFの本格チャレンジ
日本の実写映画としては空前のスケールで、伝説の戦艦ヤマトをリアルに再現した映像が最大の見どころです。CG制作は映像制作集団・白組が全面担当し、ハリウッドにも匹敵するクオリティのVFXで圧倒的な映像世界を作り上げました。特に巨大な波動砲発射シーンなどでは、CGと模型を組み合わせた迫力ある演出が施されています(山崎監督は「SF邦画でありながら、手作り感や模型への情熱を大切にした」とも述べています)。また、原作アニメの世界観を尊重しつつ、劇場映画版にふさわしい濃密なストーリーに再構成されています。
木村拓哉の古代進演技
主人公・古代進を演じた木村拓哉は、リーダーシップとヒロイズムを兼ね備えた若き艦長を熱演しました。正義感あふれる決断力と、仲間を思いやる人間味が感じられる演技が評価されています。木村自身も、巨大戦艦ヤマトの発進シーンに「圧倒された」と語っており、新たな挑戦を楽しんでいたことが伝わります(役者としても大きな転機となった作品です)。
裏話・制作秘話
- 黒木メイサ起用秘話:当初、沢尻エリカが森雪役で交渉に入っていましたが、所属事務所側の事情で出演を見送られたため、黒木メイサがヒロイン役に起用されました。
- 木村拓哉の報酬カット:撮影後、品質向上のための追加撮影(リテイク)費用を捻出する必要から、木村拓哉自身が報酬の一部を自主カットしていると伝えられています(制作陣への貢献として語り継がれています)。
- CG担当の白組コメント:白組のVFXチームは「ハリウッドにも肉薄する日本のVFXレベルの高さ」を目指して制作にあたったと語っています。手作り模型と最新技術を融合させた映像表現が、本作の大きなテーマとなりました。
キャスト&見どころスタイル
| 役名 | キャスト | 作品でのポイント・衣装 |
|---|---|---|
| 古代進 | 木村拓哉 | 地球防衛軍ヤマト艦長。ミリタリーテイストのワークジャケットで、戦士らしいたくましさと整備士の実務性を両立させたスタイル。 |
| 森雪 | 黒木メイサ | ヤマトの通信オペレーター。ブルー系の制服が印象的で、近未来的なヘアメイクと相まって清楚かつ強い女性像を演出。 |
| その他 | 山寺宏一、田中邦衛 他(声の出演) | 宇宙戦艦ヤマトの乗組員やゲスト声優として、演技派キャストが脇を固める。山寺宏一、田中邦衛らベテランの存在感にも注目が集まった。 |
興味を惹くエピソード
- 模型・グッズ展開:公開に合わせてバンダイからはヤマトのプラモデルや戦艦モデルが多数発売されました。例えば劇中の波動砲発射装置を再現した70cm級の大型モデル(リモコン操作で発光するギミック付き)は約45,000円でファンの話題を呼びました。
- SF巨編の継承性:『宇宙戦艦ヤマト』は1974年のTV放送以来、日本SF作品の金字塔となっています。本作はガンダムやエヴァンゲリオンといった後続作品にも影響を与えた伝説的作品の実写化として、旧作ファンやSFファンにとって特別な意味を持つ作品となりました。
まとめ
『SPACE BATTLESHIP ヤマト』は、国産SF映画の枠を大きく超えた挑戦作です。山崎貴監督の元に集まったスタッフとキャストは、当時の邦画としては破格の約20億円という巨費を投入して、日本の特撮・VFX技術の粋を結集しました。主演の木村拓哉は古代進役を力強く演じ切り、黒木メイサをはじめとするキャストもアニメ版の設定を尊重しつつリアルな人物像を作り上げています。公開当時、初登場1位の大ヒットを記録した本作は、手作り模型へのこだわりやスタッフの情熱が随所に感じられる作品です。古くからのヤマト・ファンはもちろん、SF邦画の新たな可能性を求める映画ファンも楽しめる一本と言えるでしょう。



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