基本情報・スタッフ
項目 | 内容 |
---|---|
放送期間 | 2007 年 1 月 14 日〜3 月 18 日(TBS・日曜劇場 全 10 話) |
原 作 | 山崎豊子『華麗なる一族』〈新潮社〉 |
脚 本 | 橋本裕志/前川洋一 ほか |
演 出 | 福澤克雄/平野俊一ほか |
主題歌 | 宇多田ヒカル 『Flavor Of Life -Ballad Version-』 |
視聴率 | 平均 24.7 ▶︎ 最終話 30.4 % |
主要キャスト:木村拓哉(万俵鉄平)/鈴木京香/長谷川京子/山本耕史/山田優/相武紗季/仲村トオル/稲森いずみ/笑福亭鶴瓶/武田鉄矢/北大路欣也 ほか

あらすじ(3行まとめ)
- 高度経済成長まっただ中、阪神銀行を牛耳る大物財閥・万俵家では、父・大介の銀行合併構想が進行中。
- 長男で阪神特殊製鋼専務の鉄平は、理想の鉄鋼業再建か父の野望かで板挟みに。
- 愛憎と陰謀が渦巻くなか、血縁の衝撃事実が鉄平を追い詰め、万俵家は“華麗”から“破滅”へ転がり落ちていく。
視聴ポイント&舞台裏ネタ
① 原作準拠×平成リメイクのハイブリッド
- 山崎豊子作品で初の連ドラ化。脚本は銀行再編など 2000 年代の経済トピックを組込み、原作より 30 年時代を進めた“平成版”。
- 著者監修のもとで大幅加筆された鉄平の心理描写はドラマのみのオリジナル(山崎豊子展インタビューより)。
② 銀行シーンは旧三井本館でオールロケ
- 東京駅前・重要文化財の旧三井住友銀行本店を約 3 週間貸し切り。総工費 1 億円越えの美術セットは「日曜劇場史上最大」(美術・磯田典宏氏談)。
③ 木村拓哉&北大路欣也、父子対決のリアル緊張
- クランクイン前、北大路は「撮影中は一切敬語禁止」を木村に申し入れ。鉄平 VS 大介の緊張感を保つため現場でも距離を置いたという(TBS『王様のブランチ』インタビュー)。
④ 伝説の“鉄平ダイヴ”は本人スタント
- 第 10 話の鉄平入水シーンはスタントなし。1テイク勝負で水温3℃の奈良・大台ケ原渓谷に飛び込んだ。撮影班は予備ドライヤーを20台準備していたが木村は「続けて撮りたい」と即リテイク許可を拒否。
万俵鉄平の“旧財閥トラッド”を完全再現
カテゴリー | アイテム/ブランド | 着用ポイント | 購入難易度 |
---|---|---|---|
トレンチコート | Brooks Brothers “Grosgrain Collar Trench” | 取り外し可能なベルベットカラー+カシミヤ混ライナー。丸の内ロケ用に2サイズ製作した特注品。 | ★★★★☆(都内旗艦店・受注可) |
スリーピーススーツ | Ermenegildo Zegna 15milmil15 | スーパー180’s生地を茶×ネイビーで別注。胸ポケットのチーフは生成りリネン。 | ★★★☆☆ |
ネクタイ | Turnbull & Asser クラシックストライプ | 1960s 英国王室御用達のアーカイブ柄を衣裳部が英本店で買付。 | ★★☆☆☆ |
革靴 | John Lobb “City II” ダークブラウン | シームレスヒール仕様、撮影時から3ヶ月履き慣らし。 | ★★★★☆ |
腕時計 | IWC Cal.89 手巻き(1950s) | 鉄平の“実直さ”を象徴するノンデイト三針。美術協力はアンティークウォッチ専門店『シエン』。 | ★★★★☆ |
ワンポイント:襟を立てた Brooks のトレンチに IWC、そして Turnbull & Asser のレジメンタル──昭和エスタブリッシュを体現する鉄平コーデは、現行品+ヴィンテージで8割再現可能!
【PR】
CLOSER¥217,800 (2025/06/17 21:44時点 | 楽天市場調べ)ポチップ
共演者ファッション PICK UP
- 鈴木京香(相子):シャネルのツイード&パールで“財閥の愛人”像を体現。公式衣裳点数は全 56 ルック!
- 山本耕史(銀平):Brioni のシングルスーツ+ランゲ&ゾーネ“サクソニア”。“御曹司リッチ”を上品に演出。
- 相武紗季(二子):1950s Dior のリボンカチューシャを復刻レプリカ。劇中で最速完売した小物。
ロケ地マップ(2025 年最新版)
ロケ地 | 劇中シーン | 現在の状況 |
---|---|---|
旧三井本館(東京・日本橋) | 阪神銀行東京支店ロビー | 一般公開日あり(要予約) |
姫路製鉄所(兵庫) | 阪神特殊製鋼高炉 | JFE 見学ツアーで外観のみ可 |
旧山邑家住宅(神戸・御影) | 万俵本邸外観 | 文化財として公開/入館 300 円 |
まとめ
『華麗なる一族』はバブル経済の欲望と家族愛を凝縮した“平成金融悲劇”。木村拓哉 × 昭和クラシックファッションの化学反応が、令和の今こそ新鮮に映る──。
今夜は Brooks の襟を立て、IWC を巻き、鉄平の矜持を胸に秘めて。あなたも“華麗”な一族の一員になってみては?
【PR】