風間公親の誕生 このミステリーが凄い 犯人も、刑事たちも、木村拓哉に見抜かれていた

風間公親の誕生 このミステリーが凄い 犯人も、刑事たちも、木村拓哉に見抜かれていた

今回『風間公親-教場0-』エピソード0ゼロ
犯人も、刑事たちも、その目に見抜かれていた

4月10日スタート!毎週月曜よる9時放送
今作は「教場」ではなく”風間道場”という新たな舞台で”刑事指導官”風間公親を描く
警察学校を描いた1作目と2作目とは違って 警察学校から外の世界に冷酷な教官が現役の刑事だった頃の風間公親の誕生を描く

フジテレビ 2020年 2021年に新春SPドラマとして放送されたドラマ『教場』
2023年4月期の月9枠で連続ドラマ『風間公親-教場-0』として放送すると発表した
原作は、「週刊文春ミステリーベスト10」(2013年)第1位「このミステリーがすごい!」(2014年)第2位を獲得した長岡弘樹の『 教場』。 警察小説の新境地として、シリーズ累計100万部突破のベストセラー
木村拓哉のフジテレビ、月9主演が今作で11回目 『HERO』第2シリーズ以来9年ぶり、月9ドラマ主演回数歴代第1位となる

『教場Ⅱ』のラストシーンではその右目の義眼は、風間が刑事時代、捜査中に何者かに襲撃されて負った傷であったことが判明したが、風間を襲った犯人の正体と、風間が警察組織に対して持つ激しい恨みの理由までは明らかにされなかった。今作では、風間がなぜここまで冷酷無比な人格となったのか、その謎が明らかとなる。物語は、風間が教官として警察学校に赴任する以前、新人刑事の教育に“刑事指導官”として当たっていた時代を描く。そこは「風間道場」と呼ばれ、キャリアの浅い若手刑事が突然、刑事指導官・風間公親とバディを組まされ、実際の殺人事件の捜査を通して刑事としてのスキルを学ばせる育成システムとなっていた。風間とともに殺人事件の現場に臨場し、完全犯罪を目論む犯人や挑戦的な容疑者の前で、事件捜査の基本を試され、叩き込まれていく、さながら「事件現場自体が教場」とも言えるOJT(On The Job Trainingの略称)型の事件捜査だ。「残念だが君には見込みがない。交番勤務に戻ってもらう。これにサインして持ってこい。いつにする、明日かあさってか、何なら今でもいい」。『教場』での風間を思い起こさせるこの言葉。刑事失格の烙印(らくいん)を押された刑事たちは、風間流の事件捜査を学び、自らの無力さを感じ取る。両方の“眼”で誰よりも早く真相を見抜いている風間が、あえて後輩刑事に「自分で考えてみろ」と促すことによって、事件を解決に導いていくと同時に、後輩刑事の抱える秘密やトラブルをも、時に冷徹なまでの観察眼で見抜いていく。やがて、後輩刑事たちはひとりずつ「風間道場」を卒業していく…。初めて風間公親という人物のキャラクターそのものに深く切り込んでいく『教場』シリーズの原点であり、始まりとも言える物語となっている。

刑事時代の風間が後輩刑事たちと担当する事件を経て、点と点が結びつき、「風間教場」の先へとつながる線となっていく。そして物語が終盤にさしかかるにつれ、風間がいかにして“教官”風間公親に変貌を遂げたのかが明らかとなる。過去から『教場』『教場Ⅱ』につながっていく、令和のテレビドラマ史上最大のミッシング・リンクが、極上のエンターテインメントとして描かれる!

脚本を手がけるのは、『踊る大捜査線』シリーズのヒットメーカー・君塚良一。演出は、木村とは『若者のすべて』(1994年10月期/フジテレビ系)木曜劇場『眠れる森』(1998年10月期・主演/フジテレビ系)『プライド』(2004年1月期・主演/フジテレビ系)など、数ある作品で共に歩み、伝説を作ってきたレジェンド・中江功。 再び集結した“木村拓哉×君塚良一×中江功”の最強タッグで紡ぎ出す、珠玉の物語にぜひご期待いただきたい。

キャスト

風間道場・新人刑事

木村拓哉 (役・ 風間公親 ):刑事指導官

新垣結衣 (役・ 隼田聖子 ):シングルマザーの新人刑事

北村匠海 (役: 遠野章宏 ):成績優秀な新人刑事

染谷将太 (役: 中込兼児 ):素行が悪い・母と妻がいる新人刑事

白石麻衣 (役: 鐘羅路子 ):恋人との関係に悩む新人刑事

赤楚衛二 (役: 瓜原潤史 ):心やさしい新人刑事

神奈川県警察

小日向文世(役:四方田 秀雄):神奈川県警察学校・校長。物腰が柔らかく穏やかな性格

小林 薫  (役 : 眞堂 丈史役) : 神奈川県警本部捜査一課調整官 警察学校による新人刑事の教育システム“風間道場”の考案者

濵田 崇裕(ジャニーズWEST)(役 : 谷本 進一) : 神奈川県警本部捜査一課の刑事。風間道場に来た新人刑事に同情的

結木 滉星 (役 :尾山 柔) : 神奈川県警本部捜査一課の刑事

堀田 真由 (役 : 伊上 幸葉) : 神奈川県警本部捜査一課の事務員。風間道場・配属新人刑事の愚痴聞き役で癒しの存在。

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脚本を手掛けるのは、『踊る大捜査線』シリーズで知られる君塚良一。
演出(1994年10月期 フジテレビ系)『若者のすべて
木曜劇場『眠れる森』(1998年10月期 フジテレビ系) 『プライド』(2004年1月期 フジテレビ系)など、数々の作品で木村拓哉と共に歩んだ中江功。

フジテレビ新春SPドラマ 2020年 2021年にSPドラマとして放送した『教場』『教場2』は、神奈川県警の警察学校を舞台に、冷酷で最恐の教官・風間公親(かざまきみちか)「警察学校は、優秀な警察官を育てるための機関ではなく、適正のない人間をふるい落とす場である」という考えのもと、冷酷無比なやり方で生徒たちをふるいにかけながら、彼らがそれぞれ抱えるさまざまな葛藤や秘密が渦巻く中で次々と巻き起こる事件を乗り越え、卒業するまでを描いた。
2020年1月に放送したシリーズ1作目は、二夜連続で個人全体視聴率9.9%(4日放送:世帯視聴率15.3%、5日放送:世帯視聴率:15.0%※注)をたたき出し、すべての部門で横並びトップの視聴率を獲得。続く2021年1月に放送した『教場Ⅱ』では、前編(3日放送)が個人全体視聴率8.1%(世帯視聴率13.5%)、後編(4日放送)が個人全体視聴率7.9%(世帯視聴率:13.2%)と、こちらも横並びトップの高視聴率を獲得した。2021年の『教場Ⅱ』放送後から今まで、続編の放送を希望する声が番組公式HPやSNSに数多く上がっていたが、シリーズ三作目となる今回はSPドラマではなく、月9枠での連続ドラマとして放送することが決定!

キャッチコピーは「犯人も、刑事たちも、その目に見抜かれていた。」

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「風間公親-教場0-」ポスタービジュアル

風間公親(木村拓哉)の真っすぐ前を見据える右目。右目だけをあえて見せることで、視聴者の多くが気になっている「風間の右目に何が起こったのか?」を想起させるデザインに。その目はやがて“全てを見抜く義眼”となるが、モノクロの風間の顔に唯一色が付いているその右目は、見ているこちらまで見透かされているような気持ちになる眼光の鋭さで、半端な者は容赦なくふるい落とす風間の冷酷さも感じさせる。

 そして、風間の顔の半分を覆うのは、風間のバディとなる5人の新人刑事たち。風間とバディを組むことになるこの5人の壮絶なストーリーを予感させるそれぞれの表情が、物語への期待感を高める。

最初の新人刑事とバディ 瓜原潤史(赤楚衛二)

2019年。地域課の制服警官だった瓜原潤史(赤楚衛二)は、ある事件の犯人を逮捕し、署長賞を受賞する。県警本部捜査一課・調整官の眞堂丈史(小林薫)は、瓜原に捜査一課への配置換えを命じ、風間からの連絡を待つよう告げた。 風間は、県警本部捜査一課の刑事指導官。キャリアの浅い新人刑事とバディを組み、実際の事件捜査を通じて刑事として必要なスキルを学ばせる任務に当たっている。刑事仲間はそれを「風間道場」と呼んでおり、瓜原は「風間道場」で実際の事件を通して刑事の基礎を叩き込まれることになったのだ。 そんな折、タクシーの乗客が刺殺される事件が発生する。殺されたのはホストクラブのオーナー・芦沢健太郎(久保田悠来)。芦沢は、女性と一緒にタクシーに乗車した。だが先に降りたその女性から、酔って寝てしまった芹沢を指定した場所まで送り届けるよう指示されたらしい。死んでいるのに気づいたのは、指示された場所で芦沢を下ろそうとしたときだという。瓜原は、風間からタクシー運転手の話を聞くよう命じられる。運転手は、芦沢が「旅の記録だ」といって女性にタブレットの画像を見せていたと証言していた。風間の助言もあり、瓜原がタクシー会社を調べると日中弓(内田理央)という女性が容疑者として浮かび上がる。

第1話 硝薬の裁き 豪華ゲスト 市原隼人 内田理央

俳優の市原隼人さんと、女優の内田理央さんが、木村拓哉さん主演で4月10日にスタートするフジテレビ系“月9”枠(月曜午後9時)の連続ドラマ「風間公親-教場0-」の第1話にゲスト出演することが3月20日、分かった。市原さんは月9初出演、内田さんは木村さんとは初共演となる。

 市原さんが演じるのは、機械部品製造工場の社長・益野紳祐(ますの しんすけ)。妻をひき逃げの交通事故で亡くし、小学生の娘と暮らしている。内田さんは、タクシー車内で乗客の男性が殺害された後、同乗していたタクシーから立ち去った謎の女性・日中弓(ひなか ゆみ)を演じる。

 市原さんは「あふれ出る感情を抑えきれずに涙が止まらなく、NGを出してしまうことがありました。愛してやまない娘がそばにいるのに、孤独を感じてしまう過去を背負った男の拭いきれない悔しさを感じながら現場に立つことは、言葉に表せないほどに苦しかったです」とコメントした。

 内田さんは「撮影現場は、やはり張り詰めるような緊張感がありましたが、木村さんを筆頭に携わっている全ての方がひとつひとつのせりふやシーンを大切に、魂を込めている『教場』の現場を感じることができて、俳優として素晴らしい経験をさせていただきました」と振り返った。

 ドラマは、長岡弘樹さんの警察小説「教場」シリーズ(小学館)の「教場0 刑事指導官・風間公親」「教場X 刑事指導官・風間公親」が原作。スペシャルドラマで放送した「教場」(2020年)、「教場II」(2021年)より前の物語となる。キャリアの浅い若手刑事が、刑事指導官の風間公親(木村さん)とバディーを組み、殺人事件の捜査を通して刑事のスキルを学ぶ育成システム「風間道場」が舞台。風間がなぜ冷酷無比な人格になったのか、今作で明らかとなる。

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第2話  ブロンズの墓穴 宮澤エマ

「ブロンズの墓穴霧中の教師殺人事件!瓜原は二度逃げない」

県警本部捜査一課の刑事指導官・風間公親(木村拓哉)とバディを組み、実際の事件捜査を通じて刑事として必要なスキルを学ぶことになった新人刑事の瓜原潤史(赤楚衛二)は、何があっても逃げずに風間に食らいつこうと決意する。風間の指導官室でデスクをしている伊上幸葉(堀田真由)は、そんな瓜原に「犯人が出した謎じゃなく、風間さんが出した謎を解くの」と助言する。 そんな折、ある小学校の校庭で3年1組担任の教師・諸田伸枝(山田キヌヲ)が遺体となって発見される。遺体の後頭部には血痕があり、校庭に設置されているブロンズ像にも血液が付着していた。風間から、「目を閉じて現場の様子を私に伝えてみろ」と命じられた瓜原は、自分が目にした状況を伝えると、何者かが被害者を突き飛ばし、ブロンズ像が手にしている本の角に後頭部をぶつけて死亡したのではないか、と推察するが……。 あくる日、瓜原と風間は、諸田のクラスの保護者を訪ね、話を聞いて回る。そのひとり、佐柄美幸(宮澤エマ)から話を聞くため、彼女が働いている建設会社を訪れる瓜原たち。美幸の息子・研人(川原瑛都)はいじめが原因で不登校になっており、事件があった日、美幸は小学校を訪れて諸田と会っていた。しかし美幸には、諸田の死亡推定時刻に、ゴルフ練習場にいたというアリバイがあった。

第3話  毒のある骸

「毒のある骸…刑事・隼田聖子編開幕」

刑事指導官・風間公親と、新たにバディを組むことになった新人刑事の隼田聖子。小学生の娘と二人で暮らしていたが、刑事の仕事と娘との生活の両立に悩んでいた。 県警本部捜査一課の刑事指導官・風間公親(木村拓哉)のもとに、新たにバディを組むことになった新人刑事の隼田聖子(新垣結衣)がやってくる。隼田は、訳あって小学校4年生の娘・ゆかり(諏訪結衣)と2人で暮らしているシングルマザー。「出来ることは1人で。出来ないことは2人で」を合い言葉に、娘と助け合って仲良く暮らしていた隼田だったが、真面目な性格ゆえ、刑事の仕事と娘との生活の両立に悩んでいた。 ある日、住宅で変死体が発見される。死亡したのは大学の法医学教室で助教授を務める宇部祥宏(浅利陽介)。宇部は一人暮らしで、自宅の外で倒れているところを近所に住む主婦が発見していた。外傷がないことから、毒物による中毒死の可能性が高かった。 隼田とともに現場に向かった風間は、宇部宅のテーブルの上にあった「先にテンゴクへ行ってます」というメモを発見する。風間から「他殺か自殺か?」と問われた隼田は、天国という文字がカタカナであること、遺書のようにも見えるそのメッセージが、便せんなどではなくメモ用紙であることへの違和感を口にする。 その日の午後、風間と隼田は、宇部の司法解剖に立ち会う。解剖を行ったのは、宇部の上司で、次期医学科長に内定している椎垣久仁臣教授(佐々木蔵之介)だった。椎垣は、死因は青酸塩を服毒したことによる中毒死で、他殺と思える所見はなかったとの見解を示すが…。

第4話 孤独の胎衣

「孤独の胎衣…愛娘に伝えたい本当の心君が今やるべきこと」
病院の駐車場で10代の妊婦・千寿留を工芸家の浦真が待ち伏せしていた。その後、浦真が自宅で死亡し、死の真相は謎に包まれる。現場に臨場した風間(木村拓哉)は、新人刑事・聖子(新垣結衣)の初見の甘さを指摘する。聖子と風間は名前が捜査線上に上がった千寿留の家を訪れる。すると、二人は赤ん坊の泣き声を聞く。

第5話 妄信の果て

「妄信の果て…花を愛する刑事VS大学生目に映る全てを疑え」

風間(木村拓哉)と新たにバディを組むことになった新人刑事の遠野(北村匠海)が風間の元へやって来る。警察学校を優秀な成績で卒業した遠野は、警察学校の校長・四方田(小日向文世)の強い推薦で“風間道場”で風間の指導を受けることになった。ある日、風間と遠野は大学教授の変死体が見つかった現場に臨場する。

第6話  三枚の画廊の絵

「三枚の画廊の絵急襲!雨の惨劇…僕は刑事になれませんか」

熊之背山の登山口近くで、頭部と両手首が切断された変死体が発見される。しかし、切断された頭部と手首はまだ発見されていなかった。現場に向かった風間(木村拓哉)に死体の絵を描くよう指示された新人刑事の遠野(北村匠海)は、死体の右肩が左よりも下がっていることに気付くが、理由までは分からずにいた。

第7話 第四の終章

「第四の終章…女刑事VS知略の舞台女優動き出す風間の宿命」

風間(木村拓哉)と遠野(北村匠海)は、15年前、風間に逮捕された犯人に襲われ、遠野は意識不明の重体、風間も右目を刺されてしまう。別の日、舞台俳優の元木伊智朗(前原瑞樹)が死亡したアパートへ臨場した風間の元へ、新たに指導を受けることになった新人刑事の路子(白石麻衣)がやって来る。

第8話  闇中の白霧

「闇中の白霧…毒より怖い毒!?仮面の下に隠された罪と孤独」

風間(木村拓哉)と路子(白石麻衣)は、27歳の女性・小田島澄香(ソニン)の変死体が発見された一軒家に臨場する。現場のテーブルの状況を見た路子は「容疑者は男のような気がする」と言う。そんな中、風間と路子は、澄香が死亡した日に連絡を取っていた個人のネット販売業者・名越哲弥(小池徹平)の事務所を訪れる。

第9話  橋上の残影

「橋上の残影…雨の夜の通り魔殺人事件風間道場一の問題児」

風間公親(木村拓哉)と遠野章宏(北村匠海)が刺された事件の専従捜査チームが集まっていた。やってきた風間に、被疑者の十崎波琉(森山未來)が事件後アパートに戻っていないこと、事件現場のビルに出入りしていた者のうち、鳥羽暢照(濱田岳)というバイク便ドライバーと連絡が取れていないことを報告する柳沢浩二(坂口憲二)。一方、隼田聖子(新垣結衣)は、自ら志願して専従捜査チームに入ったことを風間に伝えるが……。 そんな折、鉄道線の上を通る歩道橋で、加茂田亮(金井勇太)という男が刺殺される事件が起きる。死亡推定時刻は午前2時から4時の間、雨だったために被疑者の指紋や足跡は判別出来なかった。また、被害者は顔や指をライター用のオイルで焼かれていた。 するとそこに、新人刑事の中込兼児(染谷将太)がやってくる。中込は、被疑者に暴力を振るうなど素行の悪さが原因で、所轄署から風間道場への異動を命じられた男だった。風間から、「被害者はどうしてここで殺された?」と問われた中込は、3ヵ月前の深夜に起きた通り魔事件の犯人がまた動き出したのではないかと答えるが……。

第10話 指輪のレクイエム

県警捜査一課の風間公親と中込兼児(染谷将太)は、変死体が発見されたという現場に臨場する。死亡したのは、住宅街の一軒家に住む仁谷清香(竹下景子)。発見したのは22歳年下の夫でデザイナーの継秀(岡田義徳)だった。清香は電話機の近く倒れていた。調理中だったようで、レンジにはフライパンが置かれ、アルミホイルの上の鰆が焦げて炭化していた。清香は1年ほど前から認知症を患っていた。それを知り、妻の明子(大西礼芳)に任せっきりにしている認知症の母・ふき(余貴美子)のことを思い出す中込。物忘れが激しくなっていたためか、清香は電話を受ける度に録音していたようで、録音データには彼女の声がたくさん残っていた。 清香が死亡したと思われる時間、継秀は、印刷会社に勤める田瀬葵(中村ゆりか)と食事をとりながら打ち合わせをしていたという。葵に会いに行った風間たちは、継秀がいつもと違ってセット料理ではなくコース料理を頼んだこと、「妻が指輪をなくしてがっかりしている」という話を聞いたという証言を得る。「いつもと違う行動をしたということは、日常に異物が紛れ込んだということだ」と中込に告げる風間。 ほどなく、清香の死亡原因はフッ化水素ガスの吸引によるものと判明する。たが清香には苦しんだ様子もなかった。中込は、風間の言葉の意味を考えながら、継秀の証言や、現場を見たときに感じた違和感の正体を追うが…。

最 終 回 風間公親 ー教場0ー 最終回拡大SP 6/19(月) 21:00

第11話 仏罰の報い

第11話で、風間らを襲って逃亡中の被疑者・十崎波琉(森山未來)による犯行と思われる殺人事件が発生した。事件が起きたのは、有機化学者で大学教授の清家総一郎(北大路欣也)の邸宅。被害者は、清家の娘・甘木紗季(森カンナ)の夫で、無職の甘木保則(馬場徹)だった。保則の背中には千枚通しが突き刺さっていた。

「義理の息子が殺されたようだ」と警察に通報したのは、第一発見者でもある清家だった。実は清家は、2年前に実験中の事故で劇薬を浴びて失明していたため、指輪を触ってリビングに倒れていたのが保則だと判断したという。風間とともに臨場した隼田聖子(新垣結衣)は、清家から詳しい話を聞く。

清家は、無職の保則に毎月50万円の生活費を渡しており、保則は昨夜8時ごろそれを取りにやって来たのだという。ふたりは酒を飲み、清家は飲み続けている保則を残していつものように先に就寝したらしい。翌朝、目を覚ました清家は、リビングで倒れている保則につまずき、彼が殺されたと通報したのだという。一方、医師だという紗季は、犯人に心当たりがなく、十崎のことも知らないと証言する。隼田は、視覚障害者である清家には殺人は無理だと判断し、十崎の行方を追おうとする。

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