木村拓哉ほど“流行をつくった男”は、日本のエンタメ史にいません。
彼が着れば売れ、乗れば真似され、使えば話題になり、持てば憧れになる。
本記事では、当時リアルタイムで社会に影響を与えたアイテムから、
いま令和で再評価されている名品まで、キムタクが流行らせたカルチャーを総まとめ。
ファッション誌やドラマ資料、現場証言、当時の売れ行きの傾向なども踏まえつつ、
「なぜ彼が身につけると、ここまで流行になるのか?」 という核心まで深掘りします。
最後まで読みごたえある“永久保存版”としてどうぞ。
| サングラス | Ray-Ban ウェイファーラー |
|---|---|
| マスク | evolvetogether(イヴォルブトゥギャザー) |
| コート | TENDERLOIN T-RAIL COAT |
| アクセサリー | goro’s(ゴローズ)上金金縄TQ付特大フェザー |
| Gジャン | MINEDENIM(マインデニム)デニムジャケット |
- ① レッドウィング|アイリッシュセッター&エンジニアは“キムタクの象徴”
- ② YAMAHA TW|“キムタクTW”は完全な社会現象
- ③ Levi’s 501|90年代デニムを“国民服”にした男
- ④ アメカジブームそのものを作った存在
- ⑤ バタフライナイフ|ドラマ『ギフト』が生んだ“影の社会現象”
- ⑥ Ray-Ban ウェイファーラー|“黒サングラス=キムタク”の方程式
- ⑦ goro’s(ゴローズ)|“生き方”がにじむインディアンジュエリー
- ⑧ ロン毛と“キムタク髪型史”|日本の男子を動かした男
- ✂️ ドラマごとに髪型がアップデートされ、その度に全国で真似された
- ⑨ まとめ|なぜ木村拓哉だけが“時代を作れた”のか?
① レッドウィング|アイリッシュセッター&エンジニアは“キムタクの象徴”
木村拓哉のブーツといえば、
- レッドウィングのアイリッシュセッター(875・877)
- エンジニアブーツ(2268 PT91 など)
この2つは外せません。
とくに1990年代〜2000年代前半の私服スナップや雑誌では、
レッドウィング率が圧倒的。原宿・代官山の若者たちは、こぞって同じ型番を探し回りました。
✔ キムタクが履くとこう見える
- 色落ちしたLevi’s 501に合わせたときの「無骨さ+色気」のバランスが絶妙
- くたびれたレザーが「仕事や人生の“履歴書”」みたいに見える
- もともと“労働靴”だったワークブーツを、おしゃれの主役にまで格上げした
ドラマ『若者のすべて』の頃から、レッドウィングの人気は一気に加速。
とくに **RED WING 2268(エンジニアブーツ)**は、
「あのキムタクみたいなエンジニアが欲しい」
という指名買いが相次ぎ、古着屋やアメカジショップで品薄状態が続いたほど。
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② YAMAHA TW|“キムタクTW”は完全な社会現象
ドラマ『ビューティフルライフ』、バイク雑誌、自身のバイク趣味──
あらゆる場面で木村拓哉が乗っていたのが YAMAHA TW シリーズ。
とくに TW200/TW225(後期モデル)の“スカチューン仕様” は、
- サイドカバー・バッテリーケースを取っ払って
- ウインカーやライトを小型化
- とにかく「スカスカ」に削ぎ落としたミニマルカスタム
として若者のあいだで大流行。
専門ショップが全国に増え、“キムタクTW” という言葉まで生まれました。
✔ キムタクTWが残したもの
- バイク=“趣味の乗り物”から“ファッションの一部”へ
- ストリート×バイクというカルチャーを繋げた象徴
- 令和のいまも「レトロ・ストリートバイク」として再評価
TW人気のピークには、中古相場が跳ね上がり、
「とりあえず最初のバイクはTW」という若者が本当に多かった時代がありました。
“TW225はTW200の後継であり、キムタクが最初に流行させたときはTW200が主流だった”
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③ Levi’s 501|90年代デニムを“国民服”にした男
「501が似合う男」=木村拓哉。
そう言われるほど、彼のイメージと Levi’s 501 は切り離せません。
✔ キムタク流 501 の魅せ方
- 色落ちの違う501を何本も使い分ける
- ほんの少し腰履きにして、ラフさと色気を出す
- 上はシンプルな白Tやネルシャツ、足元はレッドウィング
- どこか“少年っぽさ”を残したシルエット
当時のアメ村・原宿の古着屋では、
「キムタクっぽい色落ちの501ください」
というオーダーが日常茶飯事。
90年代〜00年代前半、501の価格がじわじわ高騰していった背景には、キムタク効果が確実にありました。
『グランメゾン東京』で話題になった“あの一本”
ドラマ『グランメゾン東京』で木村拓哉が穿いていたのは、
ヴィンテージデニムの中でも伝説級の一本とされる
「LEVI’S S501XX 大戦モデル」
第二次世界大戦中の物資統制の影響で、
- リベットの省略
- フラッシャー・ステッチなど装飾の簡略化
といった仕様になった“究極のミニマルデニム”。
その削ぎ落とされた無骨さは、
「必要最低限の装備で、最高の料理を目指す」尾花夏樹の生き方そのもの。
ヴィンテージ市場では今や100万円クラスで取引されることもある超レアピースであり、
“本物しか選ばない尾花”を表現するのにこれ以上ないキャスティングでした。
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④ アメカジブームそのものを作った存在
チェックシャツ
スウェット
ブーツ
501
バイク
レザージャケット
これら全部をまとめて、
「なんかキムタクっぽいよね」
で通じてしまうのが90年代〜00年代の日本。
それまでのアメカジは「古着好きのマニアのスタイル」という位置づけでしたが、
木村拓哉が纏うことで、
- “土臭さ”に色気と清潔感が加わる
- 女性人気とストリートカルチャーの間に、自然な橋がかかる
という変化が起きました。
木村拓哉が愛したストリートブランド
■ TMT(ティーエムティー)
1970〜80年代のアメリカンカルチャーにインスパイアされた日本ブランド。
ドラマ『HERO』で着用していたFLORIDA パーカーは、
“キムタクパーカー”として一気に知名度アップ。
- 色あせ感のあるプリント
- ビンテージ調のボディ
- デニムやチノと合わせたラフな着こなし
という**“肩の力が抜けたアメカジ”**を広めました。
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■ TENDERLOIN(テンダーロイン)
1997年、LA でスタートしたストリートブランド。
「各地のストリートカルチャーを自分たちで体験し、その魂を服に込める」というスタンスのまま、
今もコアなファンに支持されています。
ドラマ『プライド』で木村拓哉が着用した
TENDERLOIN のバッファローチェックジャケットは、もはや伝説級。
- ホッケー選手の“男らしさ”
- 恋に不器用なハルの“少年っぽさ”
その両方を同時に表現していて、当時のショップでは完売&プレ値が当たり前。
今でも“キムタクと言えば?”で真っ先に挙がるアイテムのひとつです。
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⑤ バタフライナイフ|ドラマ『ギフト』が生んだ“影の社会現象”
1997年のドラマ『ギフト』で、
木村拓哉演じる早川ユウジが手にしていたのが黒いバタフライナイフ。
- 軽やかな回し技
- 片手で扱う無駄のない所作
- どこか危うくて、美しいシルエット
これが若者の心を完全に撃ち抜き、
「キムタクが持っていたようなバタフライナイフが欲しい」という声が急増。
- ホビーショップや玩具メーカーがバタフライナイフ型グッズを次々と発売
- ネット上では“キムタクナイフ”という呼び名も登場
- 影響力の大きさから、のちに規制議論が噴出する事態にも
ドラマの小道具が、ここまで社会に影響を与えた例は、そう多くありません。
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⑥ Ray-Ban ウェイファーラー|“黒サングラス=キムタク”の方程式
木村拓哉の私服・ドラマ衣装で、
何度も登場してきたのが Ray-Ban(レイバン)ウェイファーラー。
✔ これは外せない「キムタク記号」
- 黒の太フレーム
- 角ばったクラシックなシェイプ
- どこか反骨心を秘めた、大人の色気
もともとロックミュージシャン御用達のモデルでしたが、
木村拓哉がかけることで
「サングラス=怖い」から
「サングラス=かっこいい・色気の象徴」へ
イメージを塗り替えてしまいました。
✔ 主な着用シーンのイメージ
- 雑誌のストリートスナップ
- ドラマの移動シーンやオフショット
- 空港での私服スタイル
- 『グランメゾン東京』など、近年の作品でもさりげなく
代表的なのは RB2140 系のウェイファーラー。
「ちょっと日差し強いから」という軽い理由でかけてるのに、
なぜか完璧なスタイリングに見えてしまうのがキムタクマジック。
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⑦ goro’s(ゴローズ)|“生き方”がにじむインディアンジュエリー
木村拓哉と切っても切れないのが goro’s(ゴローズ)。
1971年、原宿にて高橋吾郎氏が立ち上げた、日本発のインディアンジュエリーブランドです。
- 高校時代に革細工を学び
- 単身アメリカへ渡り、本場で彫金技術を習得
- 日本で初めて、本格的なインディアンジュエリーを手がけた人物
として知られています。
高橋吾郎氏のインディアンネーム
**“YELLOW EAGLE(東洋から来た鷲)”**はブランドそのものの象徴。
- イーグル
- フェザー
- ハートホイール
といったモチーフには、「生き方」や「祈り」に近いストーリーが込められています。
✔ キムタクとゴローズ
木村拓哉は、20年以上にわたりゴローズを愛用し続けていることで有名。
- ドラマ
- ライブ
- バラエティ
- 雑誌スナップ
あらゆる場面で、さりげなく、でも必ず身につけていることが多く、
ファンのあいだでは
「ゴローズ=キムタクの“魂のアクセサリー”」
として語られてきました。
ゴローズは気軽に“ポチる”アクセではなく、
並んで買う、譲り受ける、時間をかけて集める──
「人生と一緒に育っていくジュエリー」。
そのスタンスが、木村拓哉の生き様と驚くほどリンクしています。
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⑧ ロン毛と“キムタク髪型史”|日本の男子を動かした男
木村拓哉の髪型は、ただのスタイルではなく、時代そのものを作った存在でした。
実は最初のセンター分け(『あすなろ白書』期)は、まだ“爆発的人気”の前段階。
ここから物語が始まり、本格的な社会現象となるのは──
🔥 1994年『若者のすべて』で“キムタクロン毛”が覚醒
この作品で見せた 肩にかかる自然体のロン毛が一気に広まり、
原宿・渋谷の美容室では
「木村拓哉みたいな髪で!」
の注文が途切れない状況に。
街は“キムタク風ロン毛”の男子だらけ。
この現象こそ、日本のメンズヘア史最大のムーブメントと言われています。
✂️ ドラマごとに髪型がアップデートされ、その度に全国で真似された
『若者のすべて』(1994)
→ ナチュラルなミディアムロング
まだ作り込みすぎない“素のロン毛”だが、これが最初のキムタクヘア社会現象を起こす。
『ロングバケーション』(1996)
→ 柔らかく空気を含んだ ふわっとセミロング(通称・瀬名ロン毛)
束感・軽さ・毛流れの美しさが大流行し、全国の美容室でオーダーが爆発。
『ギフト』(1997)
→ 肩まで伸びた ストレートロング × ひとつ結び
役柄のクールさを象徴するスタイルで、「ひとつ結び男子」が急増した伝説期。
『ラブジェネレーション』(1997)
→ ほどよくレイヤーを入れた 軽やかなロング
→ 劇中で徐々に ミディアムロング にチェンジ
“成長と心情の変化をヘアで表現する”木村拓哉らしい進化の形。
『HERO』(2001)
→ 清潔感のある 外ハネ控えめのナチュラルミディアム
ラフなのに知性がある、久利生公平そのもののスタイル。
ビジネスマンの“真似したい髪型ランキング”上位常連。
『プライド』(2004)
→ シャープな毛束が特徴の メッシュ入りショートウルフ
スポーティーで色気がある“ハルの戦闘モード”を象徴。
当時メッシュブームが再燃したほどの影響力。
こうして作品のたびに髪型のトレンドが日本全体で変わるという、前代未聞の現象が続いていきました。
🌟 “キムタクがやる=日本のスタンダード”
つまり、キムタクの髪型史はそのまま
90〜00年代メンズヘアの進化そのもの
と言われるほどの影響力を持っていたのです。
⑨ まとめ|なぜ木村拓哉だけが“時代を作れた”のか?
木村拓哉は、
流行を“追った”人ではなく、
「生き方そのものが流行になってしまった人」
です。
- 自分が本当に好きなものしか身につけない
- 誰よりも先に試し、誰よりも自然に着こなす
- すべてのスタイルに“物語”が宿っている
- どんなアイテムでも“色気”に変換してしまう感性
そして何より、
「着れば売れる」「使えば流行る」
という現象を連発した、唯一無二の存在
でもあります。
木村拓哉ファッションに近づくなら、まずここから
- Ray-Ban ウェイファーラー(RB2140 系など)
- RED WING アイリッシュセッター(875/877)
- RED WING エンジニアブーツ(2268)
- Levi’s 501(とくに色落ちの良い一本)
- アメカジ古着(チェックシャツ・スウェット・レザージャケット)
- バイク用品(YAMAHA TW 系カスタムの世界観)
全部一気に真似しなくても、
**どれかひとつ取り入れるだけで「ちょっとキムタクっぽい」**空気は出せます。
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