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木村拓哉は“着せられてない”──『木村さ〜〜ん!』で分かるガチすぎる古着愛と、キムタク古着フルコーデの作り方

木村拓哉風のロングヘアの男性が、MillerのタンクトップにレザーパンツとRED WINGブーツを合わせ、ヴィンテージ古着店のラックの前でデニムジャケットを手に取っている様子を描いたセミリアルなアニメ風イラスト。店内にはLevi’sのデニムやVansの赤いシューズボックスが並び、暖かいライトに照らされた“キムタク的古着スタイル”の世界観を表現している。 HOME

「いや、これ大戦でしょ?」

ノーマルボタンなのに“大戦モデル”だと一瞬で見抜くこの一言。
戦時中は物資不足でドーナツボタン(真ん中が抜けたボタン)が多いなか、
抜けていないボタンの大戦モデルは“反則級に珍しい”個体です。

「この Miller のタンクトップ、髪が長かった時、vanson の革パンを履いて、RED WING のブーツを履いて、上はこの Miller のタンクトップ着て……けっこうお世話になりました」

(※ドラマ『眠れる森』の劇中でも着用)

「(Bruce Weber)ブルース・ウェーバーのTシャツ? ……これは、アウトです」

ブルース・ウェーバーのフォトTを見つけて、本気で買うか悩んでいる木村さんの表情。
あの一瞬で、「この人ほんとに古着分かってるな……」とゾクッとします。

しかもこれ、古着屋の店員さんのセリフではなく、木村拓哉本人の口から出ている言葉なんですよね。

YouTube番組『木村さ〜〜ん!』の古着屋さん巡りを見ていると、毎回こう思います。

「この人、タレントじゃなくて“古着バイヤー”としても成立するレベルでは?」

私自身も古着屋を経営していたことがありますが、正直、
木村拓哉のヴィンテージ知識と“目利き”は、プロ目線で見てもかなりエグいです。

この記事では、

  • 『木村さ〜〜ん!』古着屋回で分かる“木村拓哉の古着の見方”
  • Miller タンク&RED WING&vanson レザーパンツの“若い頃エピソード”
  • リーバイス大戦モデルと TYPE 1(506XX)の知識・今の相場感
  • ブルース・ウェーバーTシャツがなぜエグい値段になるのか
  • Vans(バンズ)の US 企画と日本企画の違い・見分け方
  • 古着初心者でも分かるように、歴史と価値をやさしく解説
  • 最後に“キムタク古着フルコーデ”の組み立て方

まで、元古着屋店主 × キムタクオタクの視点でがっつり深掘りしていきます。


1. 『木村さ〜〜ん!』古着屋回がヤバい理由

『木村さ〜〜ん!』の古着屋ロケ回を見ていると、とにかく分かるのは、

  • 服の“知識量”
  • 服の“触り方”
  • 値段・状態・レア度の“バランス感覚”

この全部が、「ただの服好き」を完全に超えているということ。

ラックをなんとなく眺めているようで、実はしっかり

  • タグ
  • 生地感
  • ステッチ
  • 退色の仕方

をチェックしていて、

「あ、これは○○年代」
「これ当時モノだね」

という判断を、ほぼ一瞬でしてしまう。

ここからは、実際に番組の中で出てきたキーワードをもとに、個別に深掘りしていきます。


2. Miller(ミラー)のタンクトップと“若い頃のキムタクスタイル”

『木村さ〜〜ん!』の中で印象的だったのが、
Miller(ミラー)のタンクトップに触れたときのエピソード。

「若い頃はほんとお世話になっててさ」
「RED WING に、vanson の革パンに、Miller のタンクトップで……」

みたいな、“若い頃の自分スタイル”をさらっと語っていたシーンです。
ドラマ『眠れる森』でも、アメリカ製 Miller タンクを着ているカットがあります。

Miller(ミラー)のタンクトップって何がいいの?

古着を知らない人からすると、
「無地のタンクトップがなんでそんなに特別なの?」
となりがちですが、Miller(Robert P. Miller)のタンクには、ちゃんと“理由”があります。

■ Robert P. Miller パネルリブ タンクトップの魅力

  • パネルリブ生地が代名詞
    Robert P. Miller を代表するのが、独自の「パネルリブ」編み。
    一見シンプルなのに、縦方向に表情のあるリブが入っていて、
    • 滑らかな肌触り
    • ほどよいフィット感
    • 優れた伸縮性
    • 洗っても型崩れしにくい
    という、“下着を超えたタンクトップ”になっています。
  • 素材はアメリカ綿100%
    高品質な アメリカ綿100% を使用していて、着込むほどに
    少しずつ柔らかくなり、肌になじんでくるのも魅力。
  • 着心地がとにかく気持ちいい
    ピタピタしすぎず、でもダボつかない。
    「インナーとしても、一枚で着てもサマになる」バランス感で、
    洗うたびに風合いが増していく“育てがいのあるタンク”です。

■ 木村拓哉が着ていたのは、ちょっと特別なミラー

木村拓哉さんが若い頃によく着ていたのは、

  • 襟ぐりが深い
  • 肩紐が極端に細い

タイプの Miller のタンクトップ

今の展開でいうと、
シルエット的には「レディース」ラインに近いデザインです。

  • 現在のメンズ定番モデル → 肩紐が太く、襟ぐりも標準的
  • レディースモデル → 襟ぐりが深め・肩紐細めのものがあり、当時の雰囲気に近いタイプ

さらに言うと、木村さんが着ていたような

「襟ぐりが深くて、肩紐が細い“アメリカ製オリジナル”」

は、新品での入手はほぼ不可能に近い 状態。

アメリカ本国の工場が生産を休止していた時期もあり、
当時の仕様のまま残っている個体は、もはやヴィンテージ扱いです。

■ “見せるためのタンクトップ”として完成している

つまり Miller のタンクは、

「Tシャツの下に隠して着るインナー」ではなく、
“見せるためのタンクトップ”

として完成しているプロダクトなんです。

木村拓哉が若い頃にやっていたという

  • RED WING のワークブーツ
  • vanson のレザーパンツ
  • Miller のタンクトップ

の組み合わせは、今風に言い換えると、

高級レザーブランド
× ヴィンテージワークブーツ
× ハイエンドなアンダーウェア

をミックスしてつくる、

“武骨なのに品がある”コーディネート

そのもの。

「タンクトップ=見せない下着」ではなく、
“スタイルのメインピース”としてタンクを着るからこそ、

今でも古着屋で Miller を見つけた瞬間に、
木村さんのテンションが上がるわけです。

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3. リーバイス大戦モデルを一瞬で見抜く“デニム脳”と 1936’s TYPE 1(506XX)

番組内で、古いリーバイスのデニムを手に取った木村拓哉が

「いや、これ大戦でしょ?」

と、何気なく言うシーンがあります。
しかしこれは、古着好きなら誰もが震える“とんでもない一言”。


■ 大戦モデルとは?(古着初心者向け・超ざっくり説明)

第二次世界大戦中の物資統制により、省略仕様で作られた特別なモデルのこと。

代表例:LEVI’S S501XX 大戦モデル(1944〜45年)

特徴は、

  • リベットの省略・簡略化
  • ステッチ装飾の削減(片側アーキュエイト)
  • 月桂樹ボタン
  • ステッチが一本線でラフ
  • パッチが欠落している個体も多い

など、当時ならではの“合理化仕様”。

今の市場では 状態次第で100万超え も珍しくないレベルです。

木村拓哉は、

  • ステッチの粗さ
  • デニムの織り
  • ボタンの形状
  • リベットの雰囲気

こうした“時代の空気”だけで判断しています。
これは完全に 「デニム屋の目」 です。


■ 1936’s TYPE 1 JACKET(506XX)とは?

S501XX と並ぶ、ヴィンテージデニムの超重要モデル。

“506XX”の表記で知られ、1936年前後の仕様が有名。
古着屋のタグでも

「1936’s TYPE 1 JACKET」
「506XX 1st」

といった表記で見かけます。


【特徴まとめ】

✔ フロントポケット1つのミニマル構成

左胸のフラップ付きポケット1個のみ。
現代のGジャンと比べると圧倒的にシンプル。

✔ 前身頃のプリーツ(2本タック)

経年でプリーツの“山”だけ色が残り、美しい濃淡が出る。

✔ バックルバック(シンチバック)付き

後ろウエストのベルトで、当時はサイズ調整が可能。
“オールドワーク感”の象徴。

✔ 短丈&ボックスシルエット

太めのパンツと組み合わせるとバランスが抜群。

✔ 1936年に誕生した“赤タブ”搭載

レッドタブが初めて付く時期。
デニム史における“アイコニックな瞬間”。

1930〜40年代オリジナルは、今では 軽く100万円越え の世界。

木村拓哉は番組内でこの手のジャケットを触るとき、

  • プリーツの立ち方
  • シンチバックの形
  • 赤タブの仕様(片面 or 両面・大文字)
  • 生地のオンスと色落ち

を無意識に確認していて、完全に“プロの目”。


■ ここからがキムタクの真骨頂──S506XXE(Tバック)とサイズ46問題

実は、木村拓哉が YouTube や Instagram で着ているのは
S506XXE(通称:Tバック) と言われています。

“背中のパネルが生地幅の都合で継がれ、T字に縫われる”
極端に個体数が少ないため、
オリジナルは200万近い価格 にもなるレアモデル。

しかもキムタクが着ているのは 46サイズ とされる“超ビッグサイズ”。

なのに……

✔ なぜかジャストフィットに見える

✔ なぜか短丈に見える

✔ まるでオーダーメイドのように見える

この理由が、デニム界隈でよく話題になります。


■ では、なぜ「46」が“ジャスト”に見えるのか? 3つの理由

① 限界まで縮率出し(シュリンク)しているから

リジッドの506XXEは洗うと10%以上縮むこともあり、

  • 肩幅:4〜5cm
  • 身幅:6〜8cm
  • 着丈:7〜10cm

が縮むケースもあり、
46 → 実寸44または42台 になることすらあります。

キムタク仕様に近づけたい人がやるのが、

  • 60分のお湯漬け
  • ガス乾燥機で高温乾燥
  • もう一度お湯 → ガス乾燥

という“フルコース縮率出し”。

これでまず 大きさを一段階落とす


② 糊付け仕上げでシャープさを演出

乾燥機だけだとデニムがクタッとするため、

  • 洗濯ノリを追加
  • 再度乾燥
  • 袖のクセ付け(強めのロール)

これにより、

  • 新品のようなバリッとした質感
  • 身幅がよりタイトに見える
  • 短丈に見える

という視覚効果が生まれます。


③ キムタクの体型&着方が強すぎる

ここが最大のポイント。

  • 肩で着る(肩幅で支える)
  • ボタンは全閉め
  • 襟を少し立てる
  • インナーを薄くする
  • 腕まくりを強めにする

これらが合わさり、
本来のサイズより1〜2サイズ小さく見える 着こなしになる。

デニム好きの間では、

「むしろキムタクが着たら全部ジャストに見える説」

とまで言われるほど。


■ まとめ:キムタクは“時代の違い”も“サイズの違い”も瞬時に読む

  • 501XX の大戦仕様
  • 1936’s TYPE1(506XX)
  • そして S506XXE(Tバック)

どれも時代背景・仕様・縫製・縮み方が違います。

木村拓哉はその違いを“雰囲気で即判断”してしまう。
だからこそ、

「これは大戦」
「これは戦前」
「これはTバック」

と一瞬で見抜けるわけです。

そして実物を着ると、

✔ サイズ46のTバックすら“キムタクシルエット”になる

✔ 縮率出し+糊付け+着方の工夫で完全に形を支配してしまう

これは、長年デニムを“育ててきた人の感覚”そのもの。

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4. ブルース・ウェーバーTシャツが高すぎる理由

『木村さ〜〜ん!』の古着屋ロケの中で、
木村拓哉が ブルース・ウェーバーのフォトTシャツを前にして、
本気で買うかどうか悩んでいたシーンがありました。

古着を知らない人からすると、

「え? ただの白Tに写真プリントしてるだけじゃないの?」

と感じるかもしれませんが、あれは完全に別物です。

① ブルース・ウェーバー自体が“レジェンド”

ブルース・ウェーバーは、

  • Calvin Klein(カルバン・クライン)の広告ビジュアル
  • 映画『Let’s Get Lost』

などで知られる、世界的なファッション写真家・映画監督。

その作品をプリントしたフォトTは、
「ただのファッションTシャツ」ではなく、

“写真作品の一部(アートピース)としてのTシャツ”

として、コレクター市場で扱われています。

② 数が少ない&キレイな個体がほぼ残っていない

当時のフォトTは、

  • 日常着としてガンガン着られ
  • 汚れたら部屋着・作業着に格下げされ
  • そのうち捨てられる

という、完全な“消耗品”。

その結果、今になって

  • プリントがしっかり残っている
  • ボディもヨレヨレじゃない

という個体は、とんでもなくレアです。

しかもプリントされているのが、

  • リバー・フェニックス
  • チェット・ベイカー
  • リサ・マリー・プレスリー

…のような、「推しが世界中にいる」人物だと、
世界中のコレクターが取り合うので、

デッドストックで 80〜100万円クラス

なんて話も普通に出てきます。

③ weber(ウェーバー)のオークションで相場が跳ね上がった

日本の古着界隈で有名なショップ 「weber(ウェーバー)」 が、
ブルース・ウェーバーTを本気で収集・オークションしていて、

リサ・マリー・プレスリーのフォトTが約150万円で落札

という伝説級の実例も出ています。

こういったオークション結果がそのまま相場の基準になってしまうので、
フリマアプリやECでも

「とりあえず高めに出しておこう」

という流れが一気に加速。

木村拓哉が古着屋でそのTシャツを前に、

「うわ、これ……」

と少し悩む空気を出していたのは、

  • 作品としての価値
  • 相場としての価値

両方を理解した上でのリアクション。

「ただのプリントTじゃない」
「これはもう、“作品”として高い」

という、**“文脈込みの値段”**であることを分かっているからこそ、なんですよね。

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5. ロックTシャツへのこだわりが完全に“バンドおじさん”

古着屋に入ると、必ずチェックしているのがロックT。

  • どのバンドか
  • ツアー物かどうか
  • コピーライト表記の年号
  • プリントのかすれ方

をサッと見ながら、

「これ、当時のツアーTだよね?」
「この色の抜け方、いいな〜」

とコメントするあたり、完全に**“ガチなバンド好きのおじさん”**です。

ロックTの何がそんなに楽しいの?

古着に慣れていない人向けにざっくり言うと、ロックTは

  • プリント → その時代のライブ・ツアーの記録
  • ボディの経年変化 → ライブハウス・煙草・洗濯の歴史
  • コピーライト → そのTシャツが生まれた年の空気

……というふうに、

「服+音楽+時代」全部セット

になっているアイテムです。

だから木村拓哉は、ロックTを単なる“デザインTシャツ”ではなく、

「当時、そのライブに行った誰かの熱」

ごと着ている感覚。

そこに Miller のタンクや RED WING を合わせるから、
**“ストーリーのあるコーデ”**になるんですよね。

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6. Vans(バンズ)愛|US企画と日本企画の違い&箱・タグ・ロゴの見分け方

木村拓哉といえば、RED WING だけでなく Vans(バンズ) も外せません。

『木村さ〜〜ん!』の中でも、スニーカー棚の Vans をチェックしながら、

  • US企画かどうか
  • 旧ロゴかどうか
  • FOXING(ソール巻き)の太さ・テープの質感

などを、さりげなく見ているのが分かります。

Vans はパッと見どれも似ていますが、
**「どこで作られたか・いつ頃の企画か」**は、箱・品番・ロゴを見るとかなり読み取れます。

ここでは、古着初心者でもチェックしやすいポイントだけに絞って解説します。

👟 US企画Vansと日本企画Vansの違い(ざっくり)

まずはざっくり「履き心地・見た目」の違いから。

US企画(〜90s頃を含む)

  • カリフォルニアのスケートカルチャー直系
  • キャンバス生地がややゴワッとしていて、武骨な質感
  • ソールのゴムも“昔のスニーカー感”が強い
  • シルエットが少しシャープで、古着デニムやショーツと相性抜群

日本企画・現行ライン

  • クッション性・履き心地が高め
  • カラバリやコラボモデルが豊富
  • ショッピングモールやセレクトショップで手に入りやすい
  • 価格も比較的やさしめ

「どっちが偉い」という話ではなく、

  • US企画:雰囲気・カルチャー優先
  • 日本企画:履きやすさ・選びやすさ優先

くらいで覚えておくと、選ぶ軸がブレません。

Vans は、
**RED WING よりも“ラフに履けるキムタク靴”**として、
古着コーデのハードルを下げてくれる存在でもあります。

箱・タグ・ロゴで分かる“通っぽいVans”の見分け方

ここからは、実際にお店やフリマアプリでチェックしやすいポイントです。

① 箱の色でざっくり判断する

赤いボックス(いわゆる“赤箱”)

  • いかにも VANS らしい定番ラインで使われることが多いカラー
  • US企画や、クラシックラインの定番モデルでよく見る箱色

茶色いボックス(クラフト箱)

  • 日本企画・国内流通メインのモデルでよく使われるカラー
  • メーカーコラボ・限定カラーなどもこの箱に入っていることが多い

※あくまで“絶対ルール”ではなく目安ですが、

「赤=USクラシック寄り」「茶=日本企画寄り」

くらいで覚えておくと判断しやすくなります。

② 品番でチェック|「VN〜」「V〜」から始まるコード

スニーカーの タン裏箱のシール に書かれている
スタイルコード(品番)も、年代や企画を知るヒントになります。

  • 「VN〜」から始まる品番
    → 現行の定番ラインでよく見られる表記。今売っているモデルはだいたいコレ。
  • 「V〜」だけのシンプルなコード
    → 一部の年代物・旧仕様など、少し古い企画で見られることもある記号。

「VN=今っぽい」「V=ちょっと昔かも?」

くらいでざっくり覚えておくと、
古着屋やフリマで“ちょっと古いVans”を見分けるフィルターになります。

③ ヒールロゴ【OFF THE WALL】の色とデザイン

かかと部分に入っている 【OFF THE WALL】ロゴ も重要なチェックポイント。

  • クラシックな「赤ベース × 白文字」ロゴ
    • いわゆる“THE VANS”な王道デザイン
    • スケートカルチャー直系の雰囲気が強い
  • 黒ロゴ・白ロゴ・単色ロゴ など
    • コラボモデル
    • 日本企画
    • 限定ライン
      などで使われることが多く、ちょっと“今っぽい・ファッション寄り”の印象。

ロゴの

  • 位置
  • 大きさ
  • 色味

を見ていくと、

「これは昔の仕様っぽいな」
「これは日本企画のファッション寄りのラインだな」

というのが、なんとなく分かるようになってきます。

まとめ:Vansを見るときのチェック順

  1. 箱の色(赤 or 茶)でざっくり企画をイメージ
  2. 品番(VN〜か、V〜か)で“今か昔か”をざっくり確認
  3. **ヒールロゴ【OFF THE WALL】**の色・雰囲気でクラシック感をチェック

この3ステップだけでも、

  • 単なる“量販スニーカー”としての Vans
  • 古着デニムやヴィンテージと相性のいい“通っぽい Vans”

を、かなり見分けやすくなります。

ここに、あなたの好きなスタイル
(キムタクっぽいアメカジ / スケーター / ロックTコーデ など)を合わせて選んでいくと、

「ただのスニーカー」から一気に“物語のある Vans”に変わってくれます。

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7. 古着屋での歩き方・掘り方が完全にバイヤー視点

『木村さ〜〜ん!』のロケを見ていると、
木村拓哉の古着屋での動きは、完全に**「買い慣れてる人」「バイヤー視点」**です。

🏃‍♂️ キムタク流・古着屋の歩き方

  • まずお店全体を一周して“店のクセ”を掴む
    • 軍モノが強い店か
    • デニム推しか
    • ロックT多めなのか
  • ラックは“色”ではなく“生地感”で触る
    • 指先で生地を滑らせながら
      「お、この一本だけ質感違うな?」
      というところでスッと引き抜く
  • 値札とコンディションのバランスを冷静に見る
    • 「このコンディションでこの値段ならアリだね」
      みたいなジャッジをしている
  • 自分だけじゃなく“誰に似合うか”まで想像している
    • 共演者やスタッフに
      「これ似合うと思うよ?」と勧めたりするシーンもあり、完全にバイヤー脳

この感覚は、完全に古着バイヤー or 店主のそれです。


8. キムタク流・古着の楽しみ方|“新品にはない生活の匂い”

番組全体を通して感じるのは、
木村拓哉は古着を

「誰かが生きてきた時間ごと引き継ぐもの」

として見ているということ。

  • デニムのヒゲやハチノス → その人の歩き方・座り方
  • タンクトップのヨレ → 汗をかいた夏の日々
  • ロックTの退色 → ライブとタバコと洗濯の記憶

だからこそ、

“ピカピカじゃない服”にも、むしろ愛情がある。

キムタクっぽく古着を楽しむコツ

  • 「きれいだから」ではなく「ストーリーが好きか」で選ぶ
  • ちょっとくたびれたものを恐れない
  • 古着+新品をミックスして、“全部古着です感”を薄める
  • 値段だけで判断せず、「10年後も着たいか」を基準にする

9. 【実践】キムタク古着フルコーデを組んでみる

最後に、“キムタクっぽい古着コーデ”の軸を整理しておきます。
全部揃えなくても、どれか1つ取り入れるだけで雰囲気は一気に変わります。

足元

  • RED WING アイリッシュセッター / エンジニアブーツ
  • Vans(オールドスクール、スリッポンなど/ヴィンテージ or 現行)

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ボトムス

  • Levi’s 501(色落ちの良い一本/大戦モデル系のレプリカも◎)
  • vanson などのレザーパンツ(いきなり本物がキツければ、シンプルなレザーパンツでもOK)

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トップス

  • Miller(ミラー)のタンクトップ(または同系統の無地タンク)
  • ヴィンテージロックT(または公式復刻)
  • ブルース・ウェーバー系フォトT(予算が許せば…)

アウター

  • 80〜90s ナイロンコーチジャケット
  • ライダース系レザージャケット
  • 余裕があれば、レプリカや復刻の 506XX TYPE 1 ジャケット
  • TENDERLOIN(テンダーロイン)の T-RAIL COAT(ティーレイルコート)や Pコート
  • TMT のパーカー(フードを出してレザージャケットやコーチの中に重ねるのも◎)
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このあたりをベースに、

「全部本物のヴィンテージで揃える」のではなく、
「ヴィンテージ+現行のバランス」で組む

だけで、

“木村拓哉が古着屋で発掘してきたっぽいコーデ”

になります。


10. まとめ|木村拓哉は「着せられている人」じゃなく「選んでいる人」

『木村さ〜〜ん!』の古着屋回を見ていて一番強く感じるのは、

木村拓哉は、スタイリストに「着せられている人」ではなく、
**自分で「選んで」「育てて」「楽しんでいる人」**だということ。

  • Miller のタンクトップに“若い頃の自分”の記憶を重ね
  • Levi’s 大戦モデルや 1936’s TYPE 1 のステッチに“戦時中〜戦前の歴史”を感じ
  • ブルース・ウェーバーTの値段の裏に“アートとしての文脈”を見て
  • Vans のソールには“スケーターたちの削れた時間”を想像する

だから、木村拓哉が古着を着ると、
ただの服ではなく、**“物語をまとったスタイル”**になる。

古着をよく知らない人でも、
今日の記事のどこか一つだけでもヒントにして、

  • RED WING を一足手に入れてみる
  • Miller 風タンクトップを1枚試してみる
  • ロックTを1枚、本気で選んでみる

そんなところから、
あなたなりの “キムタク的・古着沼” を始めてみてください。

そのうち、あなたのクローゼットの中にも、

「これは服というより、人生ごと好きだ」

と言える一枚が、きっと増えていきます。

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