「キムタクが着ると、その服は街から消える」
90年代から2000年代にかけて繰り返されたこの現象は、単なる一過性のブームではありませんでした。 2025年になった今、改めて彼が愛用したアイテムたちの市場価値を見直してみると、ある衝撃的な事実に気づかされます。
それは、**「当時の定価よりも、現在の中古相場の方が圧倒的に高い」**ということ。
流行り廃りの激しいファッション界において、これは異常事態です。彼が選んできたものは、単なる流行歌ではなく、時代を超えて価値が上がり続ける「アンティーク資産」のようなものだったのです。
今回は、木村拓哉さんがドラマやプライベートで愛用し、今や**“投資対象”**とさえ呼ばれる伝説のアイテムたちの「現在価格」と、その高騰の理由をマニアックに深掘りします。
1. 【時計】ROLEX Explorer I (Ref.14270)
着用作品:『ラブジェネレーション』(1997年)
まずは、月9ドラマ『ラブジェネレーション』で片桐哲平が着用し、社会現象となったロレックスのエクスプローラーI。
単に「エクスプローラーI」であれば現行モデルでも良いのですが、マニアの間で資産として扱われているのは、ドラマで着用された**「Ref.14270」**という90年代のモデルです。
- 当時の定価(90年代後半): 約30万円〜40万円台
- 現在の相場(2025年): 約80万円〜120万円
📈 なぜここまで高騰したのか?
ドラマの影響力はもちろんですが、現在では**「ネオヴィンテージ」としての評価が確立されています。 特に、夜光塗料に「トリチウム」が使われている初期個体や、ブレスレットの留め具が「シングルバックル(シングルロック)」**の仕様になっているものは、枯渇が進んでおり、状態が良ければ当時の定価の3倍以上の値がつくことも珍しくありません。
株を買うよりも、あの時ロレックスを買っておけばよかった……そう嘆くファンも多い、まさに「王道の資産」です。
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2. 【バッグ】PORTER TANKER 3WAY BRIEFCASE
着用作品:『ラブジェネレーション』(1997年)
同じく『ラブジェネ』で片桐哲平が背負っていた、PORTER(ポーター)のタンカーシリーズ。 カラーは「セージグリーン(Sage Green)」。MA-1ジャケットをモチーフにした、裏地のレスキューオレンジが印象的な名作です。
「ポーターなら今でも買えるでしょ?」と思った方。実はここ数年で状況が激変しています。
- 当時の定価: 約2万円台前半
- 現在の定価: 50,600円〜(※モデルチェンジにより価格上昇)
📈 マニアが注目する「素材の変更」
価格の上昇もさることながら、重要なのは**「仕様変更」**です。 吉田カバンは2024年、タンカーシリーズを完全刷新し、素材を100%植物由来のナイロン(トウモロコシ由来)に変更しました。ファスナーや金具の塗装も一新されています。
つまり、哲平が持っていた**「昔ながらのナイロン生地のタンカー」は廃盤となり、もう新品では手に入らない**のです。 この「廃盤ショック」により、旧モデルの美品は今後、ヴィンテージとしての価値を帯びていくことが確実視されています。
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3. 【アウター】A BATHING APE シープスキンレザーダウン
着用作品:『HERO』(2001年)
2001年の『HERO』で、久利生公平のアイコンとなったキャメル色のダウンジャケット。 これまで何度も復刻されていますが、マニアが血眼で探しているのは、やはりドラマ当時の**「初期オリジナル」**です。
- 当時の定価: 約10万円〜12万円程度
- 現在の相場: 30万円〜50万円(※初期・極美品の場合)
📈 「シープスキン」であることの価値
最大の違いは革の種類です。近年の復刻版の多くは「カウレザー(牛革)」などで作られていますが、2001年当時のオリジナルは**「シープスキン(羊革)」**が採用されていました。 吸い付くような柔らかさと軽さは、初期モデルならではの特権。 「キムタク着」の代名詞として、20年以上経った今でもその価値は衰えるどころか、状態の良い個体は宝石のように扱われています。
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※オリジナルのシープスキンは入手困難なため、こちらは最新の復刻モデルです。形や雰囲気は当時のまま楽しめます。
4. 【ジャケット】TENDERLOIN バッファロージャケット
着用作品:『プライド』(2004年)
ドラマ『プライド』で里中ハルが着用し、アメカジ界の“聖杯”となったのが、TENDERLOIN(テンダーロイン)のバッファローチェックジャケットです。 特に、彼が着用した緑×黒のブロックチェック柄は伝説級。
- 当時の定価: 約4万円〜5万円台
- 現在の相場: 15万円〜30万円オーバー
📈 「1st(ファースト)」の称号
このアイテムほど、「初期」と「それ以外」で価格差が開く服もありません。 ドラマ放送当時に販売された通称**「1st(ファースト)」**と呼ばれるモデルは、タグの色(緑タグ)や背中のロゴ刺繍のディテールが後年のものと異なります。 ブランド自体が終了(解散)したという噂や報道も相まって、伝説の「1st・緑・Sサイズ」は、もはやお金を出しても買えないレベルの幻のアイテムとなりつつあります。
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※伝説の緑は幻級のため、こちらは色違いのブルーモデルです
5. 【シルバー】goro’s(ゴローズ)
愛用歴:高校生時代〜現在
最後は、これを語らずして木村拓哉のファッションは語れない、goro’s(ゴローズ)。 ドラマ、バラエティ、プライベート、あらゆる場面で彼の胸元を飾ってきたインディアンジュエリーです。
- 当時の定価: 数万円で買えたアイテムが…
- 現在の相場: 数十万円〜数百万円(測定不能)
📈 もはや「金」以上の資産価値
ゴローズに関しては、現在、原宿の店舗に入店すること自体が宝くじに当たるような確率です。 そのため、委託店(二次流通)での価格は定価の何倍、何十倍にも膨れ上がっています。特に木村さんが愛用する「先金特大フェザー」や「全金」のアイテムは、高級車が買えるほどの値段がついています。
しかし、木村さんのゴローズが特別なのは、彼が生前の高橋吾郎氏と直接関係を築き、魂を受け継いでいるというストーリーがあるからこそ。こればかりは、いくらお金を積んでも手に入らない「プライスレス」な価値と言えるでしょう。
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まとめ:彼は「流行」ではなく「本物」を選んでいた
こうして振り返ると、木村拓哉さんが選んできたアイテムには共通点があります。 それは、一時の流行りで作られたモノではなく、**「作りがしっかりした、歴史ある本物(アメカジ・ヴィンテージ)」**であったこと。
本物だからこそ、20年、30年という時を経ても古臭くならず、むしろ味わいが増して価値が上がっていく。 私たちがテレビの前で「キムタクかっこいいな」と思って真似して買ったあのアイテムたちは、実は**「最も賢い投資」**だったのかもしれません。
あなたのクローゼットにも、もし当時のアイテムが眠っているなら……一度その価値を調べてみてはいかがでしょうか?
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